近畿産業信用組合の「きんさん無利息型普通預金ブロック」とは？

近畿産業信用組合の「きんさん無利息型普通預金ブロック」は「全額保護」がついた無利息型の普通預金のことです。口座管理手数料いらずで、1円以上から預入ができ、預入期間も出し入れが自由というメリットがあります。

きんさん無利息型普通預金ブロックの手続き方法や付加できる特約事項等や、近年注目されている「無利息型普通預金」のメリットとともにまとめてみました。

※追記予定

Contents

1 きんさん無利息型普通預金ブロックとは
2 近畿産業信用組合の本・支店窓口で手続き可能
3 付加できる特約事項
4 Wブロックについて
5 まとめ

きんさん無利息型普通預金ブロックとは

きんさん無利息型普通預金ブロックとは、近畿産業信用組合の決済用預金サービスです。無利息で1円以上から預入が可能で、出し入れが自由の「無利息型普通預金」となります。
きんさん無利息型普通預金ブロックが「無利息」な理由は保険事故発生時において、全額保護の対象となるからです。これは「預金保険法第54条の2」によって定められています。

給与・年金などの自動受け取り口座、公共料金・各種料金などの自動支払い口座としての利用や、成人している個人なら総合口座としての利用ができるなどの特約事項も付加できるのでおすすめです。
また、払い戻し時には、顔写真による本人確認と一部の取引に制限のかかる「Wブロック」を採用しているので、セキュリティ面でも安心です。

無利息型普通預金のメリット

「無利息型普通預金」とは、別名「決済用預金」ともいわれ、近年注目されている預金サービスです。

無利息型普通預金の最大のメリットは、なんといっても「預金が全額保護される」ことにあります。
預金をしている金融機関にもしものことがあった場合、通常預金の場合にはペイオフが発動され、1,000万円以上預けていた場合に全額返ってこないケースがあります。
しかし、無利息型普通預金なら、ペイオフが発動されても全額保護されるというメリットがあります。

また、無利息型普通預金は、通常の普通預金同様、個人でも法人でも利用が可能で、通常の普通預金から窓口などで切り替え手続きをしてもらえます。
もちろん、利用できるサービスも普通預金と同じで、お金の引き出しから他の預金口座への送金なども可能となります。

近畿産業信用組合の本・支店窓口で手続き可能

近畿産業信用組合の「無利息型普通預金」は近畿産業信用組合の本・支店窓口にて手続きが可能です。
手続きには、印鑑と本人確認できる書類が必要です。本人確認できる書類というのは、運転免許証や氏名・住所・生年月日が確認できる書類を指します。
健康保険証など顔写真がない本人確認書類の場合は、他の本人確認書類や公共料金書類などの提示を求められます。

また、無利息型普通預金をはじめ近畿産業信用組合のサービスを受ける場合は、原則として「出資加入」により「組合員」となる必要があります。
「大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県・岐阜県・長崎県（五島・壱岐・対馬除く）に住所・居住を有する方、勤労に従事する方、中小規模の事業者の方」が出資加入することで組合員となることができ、取引が行えます。

近畿産業信用組合の無利息型普通預金は預金保険制度対象ですが、組合加入の出資金については預金と異なり、預金保険制度の対象とはならないため注意が必要です。

付加できる特約事項

近畿産業信用組合の「きんさん無利息型普通預金ブロック」は、以下の特約事項が付加できます。

給与・年金などの自動受け取り口座、公共料金・各種料金などの自動支払い口座として利用可能（別途申込手続きが必要）
個人で成年している人は総合口座として利用可能
個人の場合はテレホンバンキングサービスが利用可能（別途申込手続きが必要）
個人・法人はキャッシュカードの利用が可能（キャッシュカードを利用する場合は暗証番号の届け出など別途申込手続きが必要）
個人で組合員となっている人、もしくは近畿産業信用組合で年金受取口座を指定している人は、キャッシュカードによるゆうちょ銀行及び他行CD提携利用手数料が月10回まで無料（詳しくは窓口にて問合せ可能 ※対象となる年金は所定の公的年金（国民年金・厚生年金・共済年金・在日高齢者給付金など）及び厚生年金基金等の私的年金で、一部対象とならない年金もあります。）

特約事項を付加することで、きんさん無利息型普通預金ブロックの利便性がアップするため、ぜひとも付加することをお勧めします。

Wブロックについて

きんさん無利息型普通預金ブロックの「Wブロック」とは、払い戻し時、顔写真による本人確認方法と一部取引が制限されることで、セキュリティが強化できるサービスです。
Wブロックを申し込むと、来店による払い戻し請求時に、通帳・印鑑・契約者顔写真の3点を用いて厳格な本人確認が行われます。これは、契約者本人の払い戻し請求にのみ対応する「ブロック契約者専用」のサービスとなります。

また、Wブロックでは、以下の取引が制限されます。