近畿産業信用組合の「職域サポートローン」「職域フリーローン」を解説!

職域サポートローンについて

近畿産業信用組合の「職域サポートローン」「職域フリーローン」とは信用組合の提携している事業所に勤務している従業員の方を対象にしたローンです。

この記事では、近畿産業信用組合「職域サポートローン」「職域フリーローン」の商品概要を紹介いたします。
申込みの基準や必要書類について、どういった人に向いているのかなども解説していますので、参考にしてみください。

※追記予定

近畿産業信用組合とは

近畿産業信用組合は近畿地方を中心に広く知られた信用組合です。1953年に設立された芸術・芸能関係の職域信用組合として創業されました。しかし2000年に経営難に陥ります。そこでMKタクシーの創業者が経営支援し、2001年に現在の名称になって再スタートしました。

その後西日本地域で当時活動していた4つの信用組合の事業を成就しました。その結果、大阪や京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、岐阜、長崎の2府6県を営業エリアにした広域信用組合に成長しました。2020年現在、日本最大の預貸金量を誇ります。

近畿産業信用組合のロゴ

日本最大の融資額を誇る信用組合ということで、こちらの信用組合ではいろいろなローン商品を展開しています。その中には信用組合の提携している事業所に勤務している従業員の方を対象にしたローンをいろいろと提供しています。それが職域サポートローンと職域フリーローンです。

職域サポートローンとは

職域サポートローン

職域サポートローンとは、信用組合のパートナー契約を結んでいる事業所の従業員のためのローンのこと。

このローンはすでに別のところで借り入れをして、こちらの信用金庫で借り換えたいと思っている人を対象にした商品です。
職域サポートローンの商品概要を見ると、他金融機関の目的系ローンの借り換えと書かれています。具体的には自動車ローンや教育ローン、リフォームローンなどが該当します。

金融機関には銀行のほかにも信販会社は含まれますが、消費者金融が対象外になるので注意しましょう。借り換え以外でも資金の使い道が明確になっている場合でも申し込みは可能です。

また借り換え資金のほかに一部自由資金として借り入れができます。借り換え資金に対して30%もしくは50万円を上限として、フリーローンのような形で借り入れも可能です。
フリーローンなので、借り入れた資金の用途はその人の自由です。ただし事業性資金は対象外となるので注意しましょう。最大で1000万円までの借り入れも可能です。

金利について

ローンを組むにあたって、金利は重要なポイントです。金利が変わるだけで利息の支払額も変わってくるからです。ある程度まとまった資金の融資を受ける場合、コンマ何パーセントの利率の違いでも返済総額が大きく変わるかもしれません。

職域サポートローンの金利は固定金利で3種類に分類されます。それぞれ年率で2.30%か2.50%、2.80%の3種類です。どの金利が適用されるかは、審査の結果で決められます。ちなみにこちらの金利には保証料も含まれているので、手数料が別途で発生する心配はありません。

保証料が含まれるということは、保証人をつける必要はありません。また担保も不要です。

女性の従業員の方におすすめ

職域サポートローンは女性の従業員の方におすすめのローンといえます。というのも女性が申し込んで審査通過した場合、上で紹介した金利から0.2%差し引く優遇措置が取られるからです。

融資期間と返済方法

融資期間は最長10年となっているので、無理のない返済計画が立てられます。
返済方法は毎月元利均等返済方式です。ボーナスのある場合、1年に2回、借入金が組んだ半分を上限としてまとめて返済することも可能です。

いくら借り入れした場合、毎月に返済額がいくらになるか、信用組合の窓口で申し込みすればシミュレーションができます。

支払方法については取扱店からの振り込みです。リフォームのような工事を伴う資金の借り入れの場合、工事着工もしくは工事が完了したことを確認してからの振り込みになります。

職域フリーローンとは

職域フリーローン

職域フリーローンも近畿産業信用組合のパートナー契約を交わしている従業員を対象にしたローン商品です。

フリーローンということで、用途は自由です。しかし事業性資金は対象外になります。
また他社で借り入れしていて、こちらの返済のための資金を借入する場合、資金用途確認資料を別途で提出しなければなりません。

金利については固定金利で年率2.90%か3.30%、4.50%、7.00%、9.80%のいずれかが適用されます。どの金利になるかは審査結果次第です。

女性が申し込んだ場合、0.2%の金利優遇措置が取られます。

融資額や返済期間、返済方法については先に紹介した職域サポートローンと同様です。

必要書類について

職域ローンに申し込む際には、いくつか必要書類があります。

まずは本人確認書類です。免許証やパスポート、在留カード、特別永住者証明書、マイナンバーカードなど官公庁の発行する顔写真付きの証明書いずれか1点必要です。

また所得証明書も場合によっては必要です。職域サポートローンは200万円、職域フリーローンは300万円を超える融資を希望する場合が該当します。
前年度の源泉徴収票もしくは給与証明書、個人事業主の場合直近の確定申告書の控えもしくは納税証明書のいずれかを用意しましょう。

職域サポートローンの場合、見積書や売買契約書などの資金用途確認資料も提出しなければなりません。

まとめ

お金とミニチュアのサラリーマン

近畿産業信用組合の契約事業所で勤務しているのであれば、職域ローンの利用を検討するといいでしょう。

女性の場合、店頭金利よりも無条件で0.2%差し引かれるので返済の負担も軽減されるのでおすすめです。

現金が必要だけれども手持ちがない時、借り換えしたい時など商品概要をチェックするのがおすすめです。